理系専門・学習コラム

映像授業では分かるのに、
自分で解くと手が止まる高校生へ

映像授業やオンライン教材で説明を聞くと、その場では「分かった」と感じる。

ところが、問題集や模試を自分で解こうとすると、途中で手が止まってしまう。

数学・物理・化学では、このようなことがあります。映像授業そのものに問題があるとは限りません。大切なのは、授業を見たあと、実際に自分で解いたときにどうなったかです。

映像授業そのものが原因とは限りません

映像授業には、自分のペースで進められる、必要な単元を繰り返し確認できるといった利点があります。

学校の授業、参考書、問題集、映像授業などは、どれも学習を進めるための手段です。

弘道塾でも、現在使っている教材や映像授業を、最初から変える必要があるとは考えていません。

「映像授業を見たのに伸びない」と感じたときは、教材を変える前に、そのあと自分で問題を解いたとき、どこで止まったのかを確認する必要があります。

「分かった」と「自分で解けた」の間には差があります

数学の解説を見て、「なるほど。この解き方だったのか」と思うことがあります。その直後に同じ問題を解けば、解けることもあります。

ところが、少し形を変えた問題や模試の問題になると、最初の一手が出てこない。これは、説明が理解できなかったということだけでは説明できません。

  • 問題文から条件を整理する
  • 必要な知識を思い出す
  • 使う考え方を選ぶ
  • 式を立てる
  • 計算を進める
  • 答案としてまとめる

自分で問題を解くときには、こうした過程を自分で進めます。映像授業では説明を理解できていても、このどこかで止まれば、得点にはつながりません。

同じ「解けない」でも、止まっている場所は違います

例えば、数学の問題で手が止まったとしても、原因は一つではありません。

  • 必要な公式や定義が出てこなかった
  • 問題の条件を整理できなかった
  • 知識はあるが、どの考え方を使うか判断できなかった
  • 方針は合っていたが、途中の計算で崩れた
  • 解説直後には解けても、数日後には解けなかった

この場合も、「映像授業をもっと見ればよい」「演習量を増やせばよい」と最初から決めることはできません。

同じ「解けなかった」という結果でも、どこで止まったかによって、次にすることは変わります。

だから、答案や途中式を手がかりに、考え方を一緒に確認します

弘道塾では、まず実際に問題を解いてもらい、答案や途中式を見ます。

ただ、答案や途中式だけでは、そのとき何を考えていたのかまでは分からないこともあります。そこで、書かれたものを手がかりに、問題を解いたときの考え方を一緒にたどります。

どこまでは分かっていたのか。どこから迷ったのか。本人がまだ言語化できていないつまずきも一緒に整理しながら、次に確認するところを決めます。

そして、必要なところを確認・修正したあと、もう一度自分で解いてもらいます。

解く
→ 答案・途中式を手がかりにする
→ 考え方を一緒にたどる
→ 必要なところを確認・修正する
→ もう一度解く

数学・物理・化学で答案や途中式を確認しながら学習を修正するイメージ

この繰り返しによって、「解説を見れば分かる」状態から、「自分で考えて解ける」状態へ近づけていきます。

弘道塾が完全1対1で指導しているのも、単に質問しやすくするためだけではありません。答案や途中式だけでは分からない考え方も一緒に確認し、その生徒に必要な確認や修正をその場で行うためです。

数学・物理・化学では、見るところも少しずつ違います

弘道塾では、数学・物理・化学を塾長が直接指導しています。3科目とも「解説を理解しただけでは、自分で解けるとは限らない」という点は共通しています。答案や途中式を手がかりに、必要に応じて問題を解いたときの考え方も一緒に確認します。科目によって、確認するポイントは少しずつ異なります。

数学
条件をどう整理したか、どの既習事項を使おうとしたか、どこで方針を決めたかを見ます。

物理
問題文の状況をどう捉え、図や式に置き換えたかを確認します。

化学
必要な知識や量的関係をどう整理し、条件に応じてどの関係式や計算を選んだかを見ます。

一つの科目だけを見るのではなく、数学・物理・化学を通して確認することで、科目に共通する課題なのか、その科目特有のつまずきなのかも整理しやすくなります。

弘道塾では、他科目の学習状況も確認しています

弘道塾で直接指導する中心は、数学・物理・化学です。ただし、大学受験はこの3科目だけで考えることはできません。

英語など他科目の学習状況、学校教材の進み具合、映像授業やオンライン教材の受講状況、模試結果なども必要に応じて確認します。

例えば、数学に課題があるからといって、数学だけに学習時間を増やせばよいとは限りません。他科目とのバランスや志望校で必要になる科目を見ながら、数物化にどこまで時間を使うかを考える必要があります。

映像授業やオンライン教材についても、使うこと自体を問題にはしません。現在の学習に必要であればそのまま活用し、受講ペースや講座の選び方について確認が必要な場合には、大学受験全体の中で整理します。

自分の場合、どこで止まっているのかを整理したい方へ

「授業では分かるのに、問題になると解けない」

「学校の課題には取り組んでいるのに、模試では手が止まる」

「映像授業を続けているが、このままの進め方でよいのか分からない」

このような場合、まず確認したいのは、新しい教材や講座を増やすことではありません。実際に解いた問題や答案を手がかりに、必要に応じて考え方も一緒に確認しながら、今どこから迷っているのかを整理することです。

弘道塾では、現在使っている教材や映像授業をやめることを前提にはしていません。現在の学習状況を確認したうえで、数学・物理・化学のどこを修正する必要があるのかを考えます。

よくあるご質問

映像授業では理解できるのに、問題になると解けないのはなぜですか?

説明を理解することと、自分で問題を解くことでは、必要になる作業が少し違います。

自分で解くときには、条件整理、知識の呼び出し、方針の選択、式の組み立て、計算などを自分で行います。どこで止まっているかは生徒によって違うため、答案や途中式を手がかりに、問題を解いたときの考え方も一緒に確認しながら整理することが大切です。

今使っている映像授業や教材をやめる必要がありますか?

最初からやめる必要があるとは考えていません。

現在の教材を使って自分で解けるようになっているのであれば、そのまま活用できます。弘道塾では、現在使っている教材や映像授業も確認しながら、必要なところを整理します。

映像授業と弘道塾を併用できますか?

併用することも可能です。

映像授業や学校教材で学習を進めながら、数学・物理・化学について、実際に解いた答案や途中式を弘道塾で確認するという使い方もできます。受講状況についても、大学受験全体を見るために必要に応じて確認します。

数学だけ、物理だけでも相談できますか?

数学・物理・化学のうち、一部の科目についてのご相談も可能です。

ただし、大学受験全体の学習状況を把握するため、他科目の状況についても確認することがあります。

相談するときは何を持っていけばよいですか?

現在使っている問題集、学校教材、定期テストや模試の答案など、実際の学習状況が分かるものがあると確認しやすくなります。

映像授業やオンライン教材を利用している場合は、現在どの科目・単元を進めているかが分かるものも参考になります。すべて揃っていなくても問題ありません。

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