数学・物理・化学の直接1対1

解説は分かった。
でも、それだけで
入試問題は解けない

問題集や過去問に取り組み、解説を読んで復習を重ねてきた。解説は理解できる。使われている公式も知っている。それでも、模試や過去問で初めて見る問題になると、解き方が浮かばない。

解説を読めば分かるのに、自分では思いつかない。この違いは、どこから生まれるのでしょうか。

解説を読んだ今なら分かる。でも、解いていたときは?

解説には、「この部分の \((\quad)^2-(\quad)^2\) という形に着目する」「三角関数の合成を使う」「まずは相加平均・相乗平均の関係を使えないか疑う」といった説明が出てきます。

読めば、「なるほど、そこを見るのか」と納得する。示された式を見れば二乗の差だと分かるし、合成の計算も追える。相加平均・相乗平均の関係も知っている。

けれど、自分で解いていたときには、二乗の差に目を向ける前にカッコを外していた。三角関数の合成が思いつかずに、それぞれの項の最大値を調べていた。相加平均・相乗平均の関係は考えもせずに、微分で進めようとしていた。

解説では、どこに着目し、何を使い、どの順序で考えるかが整理されています。その説明に沿って理解することと、問題を前にして自分で着目点や方針を選ぶことは違います。

では、自分はなぜ別のところに着目し、その方法で進めようとしたのか。

別の方針でも解けたのか、途中の扱いを間違えたのか、それとも方針を選ぶ段階で条件を取り違えていたのか。そこは、自分の答案を見て確かめなければなりません。

解説と違う方法だから、間違いなのではない

解説と違う方法でも、答えが合い、そこに至る筋道も正しければ正解です。解説と同じ方法を使うことが、復習の目的ではありません。

間違えた場合も、別の方法を選んだから間違えたとは限りません。

カッコを外したことで見通しが悪くなったのか。それとも、展開しても解ける問題で計算を間違えたのか。微分を選んだことに無理があったのか、それとも微分したあとの増減の調べ方がまずかったのか。

一方で、計算は合っていても、答えの決め方に問題があることもあります。

たとえば、

\[f(x)=3\sin^2 x+2\sqrt{3}\sin x\cos x+\cos^2 x\]

の最大値を求める問題で、項ごとの最大値を足し、その和を全体の最大値とする。ここでは三つの項が同時に最大になるか確かめずに答えと決めたことが問題です。この場合は、計算ではなく、答えを決めた判断から見直す必要があります。

三つの項は、同時に最大になるのか

項ごとに最大値を調べると、\(3\sin^2 x\) は 3、\(2\sqrt{3}\sin x\cos x\) は \(\sqrt{3}\)、\(\cos^2 x\) は 1 で、足すと \(4+\sqrt{3}\) です。しかし、三つの項が最大になる x はそれぞれ違うため、同時に最大になることはありません。

2倍角の公式で \(\sin 2x\) と \(\cos 2x\) の式に直してから合成すると、\(f(x)=2+2\sin\left(2x-\dfrac{\pi}{6}\right)\) となり、最大値は 4 です(\(x=\dfrac{\pi}{3}\) のとき)。

どこを直すべきかは、自分が実際に書いた答案に戻って調べる必要があります。正しい解答に書き直すだけでは、自分の解き方の何がまずかったのかまで分かったことにはなりません。

答案には、方法を選んだ理由までは書かれていない

答案を見れば、カッコを外したことや、微分を使おうとしたことは分かります。

しかし、なぜその方法を選んだのでしょうか。

二乗の差に気づかなかったのか。気づいていたけれど、カッコを外した方が扱いやすいと思ったのか。微分で解ける見通しがあったのか。それとも、ほかの方法が浮かばず、とりあえず微分したのか。

書かれた式が同じでも、その前にしていた判断は違います。答案や途中式は、その判断を確かめる手がかりです。ただ、何を考えてその式を書いたのかまで、すべて残っているわけではありません。

解説には、典型的な間違い方が載っているものもあります。それも復習の手がかりになります。

ただ、そこに載っている誤答例と自分の間違い方が同じでも、同じように考えて間違えたとは限りません。「こう考えると間違える」という説明を理解することと、「自分はこう考えて間違えた」と確かめることは別です。

正解の解説も、典型的な誤答の解説も、あなたがそのとき何を考えたかまでは説明してくれません。

「あなたは、どう考えてその答えに至ったのか」

弘道塾では、答案や途中式を見ながら、本人に直接聞いて確かめます。

すべての途中式について説明を求めるのではなく、答案を見て、判断を確かめる必要があるところで聞きます。

何に着目したのか。
なぜその知識を使えると思ったのか。
どこまでは見通しがあり、どこから迷っていたのか。

自分が考えたことを、最初から筋道立てて説明できる必要はありません。書いた式を手がかりに、やり取りをしながら確かめていきます。

本人の説明と答案を照らし合わせ、どこを修正する必要があるのかを具体的に見極めます。そのうえで、必要な知識や考え方を教えます。説明を聞いて分かったところで終えず、教えたことを使って、もう一度自分で解いてもらいます。その過程でも必要な修正を重ね、自分で正しく解き進められるようにしていきます。

ここでは数学を例にしましたが、物理・化学でも確かめ方は同じです。

答案を見て確かめるのも、そのうえで教えるのも、数学・物理・化学を直接指導する塾長本人です。

本人の考えを聞き、確かめ、教え、また解く。そのための、弘道塾の直接1対1です。

まずは、手が止まった問題を一つお持ちください

解説は理解できたのに、もう一度解くと手が止まった問題。正解はしたものの、考え方に自信が持てなかった問題。そうした問題と答案を手がかりに、どこで判断が分かれているのかを一緒に確かめます。

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