高1・高2の夏休み|
計画どおり勉強できなかったときの立て直し方
夏休みは、学校がある日より自由に使える時間が増えます。ところが、時間が増えたからといって、その分だけ勉強が進むとは限りません。
休みに入る前は、「午前中に学校の宿題を進めよう」「1学期に苦手だったところを復習しよう」と考えていた。それでも、朝起きる時間が少しずつ遅くなり、勉強を始めるのも午後になる。午後には部活動やほかの予定も入り、気がつけば、思っていたほど進んでいない。
高1・高2なら、ここから朝から晩まで勉強する計画を作り直す必要はありません。まず考えたいのは、学校がある日に普通にできていた生活を、夏休みにどこまで残せるかです。
夏休みの計画が崩れたなら、まず生活の型を戻す
予定していた勉強が進んでいないと、「明日から6時間やろう」「残りの日数で全部取り戻そう」と考えたくなります。ただ、最初の計画が続かなかったのであれば、勉強時間だけを増やしても同じことを繰り返しやすくなります。
まず確認したいのは、何時間勉強できなかったかではありません。何時に起きたか。何時から勉強を始めたか。午前中をどう使っていたか。ここを学校がある日の生活に近づけてみます。
学校がある日の習慣を、できるだけ変えない
高校1年生でも、朝起きて、食事をして、家を出て、学校へ行き、午前中は授業を受ける生活を長く続けています。ところが夏休みになると、「家にいたまま、自分で勉強を始める時間を決める」という、普段とは違うことを急にやろうとします。
これまで夏休みに家で勉強を始められなかったのであれば、休みの後半から急にそれができるようになるとは限りません。夏休みだからといって、生活の形まで大きく変える必要はありません。
学校がある日
起きる → 朝食 → 家を出る → 学校 → 午前中は授業
夏休み
起きる → 朝食 → 家を出る → 勉強できる場所 → 午前中は勉強
変えるのは「行き先」だけ。生活の型は、できるだけ変えない。
学校へ行く代わりに、勉強できる場所へ行く。 まずはそれくらいの変更で構いません。
まず朝9時から12時までを勉強時間にする
なぜ9時から12時なのか。学校がある日なら、この時間はすでに授業を受けているからです。夏休みに入ったからといって、新たに朝の3時間を勉強時間として増やすわけではありません。
学校があれば勉強していた時間を、そのまま残す。 そう考えます。午前中は、午後に比べると部活動や外出などの予定が入りにくく、毎日同じ時間を確保しやすいのも利点です。午後から予定が入っても、午前中の勉強には影響しにくくなります。
9時から12時まで勉強できれば、まず3時間です。午後にも勉強できる日は続ければよいですし、部活動やほかの予定がある日は午前中だけでも構いません。最初から一日全部を勉強時間にしようとせず、まず学校がある日の午前中を再現します。
学校がない日も、朝は「家を出る」
家でも9時になれば勉強を始められるなら、そのままで構いません。ただ、ここまで家ではなかなか始められなかったのであれば、「明日からは家でやる」と同じ条件でもう一度試すより、場所を変えた方がよいでしょう。図書館など、朝から勉強できる場所へ行きます。
起きる → 食事をする → 家を出る → 勉強する
学校がある日の流れと、それほど変わりません。普段は学校へ向かっていたところを、夏休みだけ勉強できる場所へ変える。自分の意思だけで新しい習慣を一から作ろうとするより、これまで続けてきた生活の流れを利用します。
午前3時間でも、夏休み全体では約120時間になる
夏休みを40日程度として考えてみます。
夏休み
3時間 × 40日
約120時間
2学期
1時間 × 約120日
約120時間
※夏休み・2学期の日数は学校や年度によって異なるため、ここでは比較しやすいよう概算しています。
夏休みの午前3時間を40日続けた時間は、2学期に毎日1時間ずつ勉強時間を増やした場合と、おおよそ同じくらいになります。毎朝の3時間を「今日はいいか」と使わずに過ごすのか、午前中だけでも勉強するのかで、夏休み全体ではかなり大きな差になります。
午後まで全部を勉強で埋めなくてよい
高1・高2の夏休みなら、午前中に勉強したあと、午後に部活動やほかの予定があっても構いません。さらに勉強できる日は、そのまま続ければよいでしょう。
ここで最初に作りたいのは、朝から晩まで勉強する生活ではありません。毎日、決まった時間になったら勉強を始める生活です。
「今日は8時間できたけれど、次の日は何もしなかった」より、まず午前中の3時間を毎日使えるようにする。その方が、学校が始まったあとにもつなげやすくなります。
朝やることは、前日のうちに決めておく
せっかく9時に勉強を始めても、そこから「今日は何をやろう」と考えていては時間を使ってしまいます。前日のうちに、翌朝やるものを決めておきます。
- 学校の宿題をここまで進める
- 数学の残っている範囲を解く
- 1学期に分からなかった単元を解き直す
細かな時間割まで作る必要はありません。「明日の朝、最初に何を開くか」が決まっていれば十分です。 9時になったら、決めておいた教材を開いて始めます。
2学期に残したいのは、時間数より「始める習慣」
2学期が始まれば、朝9時から12時まで自分で勉強することはできません。学校へ行く生活に戻るからです。それでも夏休みに作った習慣は残せます。
- 決まった時間になったら始める
- 勉強する場所へ移動する
- 前日に最初にやるものを決めておく
夏休みの計画が崩れたときに必要なのは、残りの日数をすべて埋める新しい計画ではありません。学校があるときには普通にできていたことを、休みの日にもできるだけ残す。
まずは明日の朝、いつも学校へ行くときと同じように起きて、9時から勉強を始める。夏休み後半から立て直すなら、そこからでよいと思います。
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