受験戦略コラム

学校生活と両立できる
予備校・塾の選び方

この記事は、以下のような方におすすめです

  • 高校生の子どもに合う予備校・塾を探している保護者様
  • 学校の授業や課題と、塾・予備校の勉強を両立できるか不安な方
  • 大手予備校、個別指導塾、映像授業など、どの形が合うのか迷っている方
  • 「通っているだけ」にならず、成績につながる塾選びをしたい方
  • 本人の理解度や学校の進度に合った学習環境を知りたい方

紺のブレザー制服と赤いリボンを着用し、教科書やノートを前に消しゴムで書き直しながら勉強に励む、現役女子高校生の自学自習の様子

高校生が予備校や塾を選ぶときに、まず考えたいのは、学校生活と無理なく両立できるかという点です。

授業、課題、定期試験、部活動、学校行事。高校生の毎日は思っている以上に忙しく、予備校や塾の勉強をただ増やせば成績が上がるとは限りません。

有名な予備校だから。
友達が通っているから。
なんとなく授業を受けていれば安心だから。

そうした理由だけで選んでしまうと、学校の勉強と塾の勉強がうまくつながらず、結果として「通っているのに成績が上がらない」という状態になってしまうことがあります。

大切なのは、学校の授業をどう活かし、本人の理解度や生活リズムに合った学習計画を立てられるかです。

そのためには、まず現在の学習状況を正しく見極める必要があります。特に確認したいのは、学校の授業をどの程度理解できているかという点です。

授業の理解度に応じた3つの判断基準

高校生の塾選びでは、学校の授業に対する理解度によって、合う指導形態が変わります。
大きく分けると、以下の3つのパターンで考えることができます。

1. 学校の授業を理解できていて、定期試験でも点数が取れている場合

学校の授業内容をしっかり理解できており、定期試験でも安定して点数が取れている生徒さんは、比較的順調に学習が進んでいる状態です。

この場合は、学校の進度を確認しながら、必要に応じて先取り学習を進める、個別指導や演習型の授業でより難度の高い問題に取り組む、あるいは遅れている教科に時間を回すといった選択肢が考えられます。

ただし、学校の成績が良いからといって、すぐに難関大学レベルの問題へ進めばよいとは限りません。定期試験で点数が取れていても、模試や入試問題になると得点できないケースもあります。

学校の内容が本当に入試レベルまで使える形で身についているかを確認しながら、次のステップに進むことが大切です。

2. 授業は理解しているつもりだが、テストや模試で点数が取れていない場合

このパターンは、一見順調に見えるため、実は見極めが大切です。

本人としては「授業はわかっている」と感じているものの、定期試験や模試になると点数が伸びない。これは、高校生によく見られる状態です。

原因として多いのは、理解したつもりになっている部分が、実際には自力で再現できる状態まで定着していないということです。

授業を聞いたときには理解できた。解説を読めばわかる。先生の説明を聞けば納得できる。しかし、いざ自分一人で問題を解こうとすると、手が止まってしまう。

この状態では、インプットだけを増やしてもなかなか成績にはつながりません。

このタイプの生徒さんには、演習中心の学習が効果的です。実際に問題を解く中で、どこで手が止まるのか、どの知識が曖昧なのか、解法を自分で選べているか、計算や記述の精度に問題がないかを確認していく必要があります。

特に模試で点数が取れない場合は、単に知識が足りないだけでなく、初見の問題に対応する力や、複数の単元を結びつけて考える力が不足していることもあります。

そのため、「授業を追加で受ける」だけではなく、演習と確認を通して弱点を明確にしてくれる指導形態を選ぶことが大切です。

3. 学校の授業が理解できていない、または進度についていけていない場合

学校の授業内容が十分に理解できていない場合は、まず学校の内容を立て直すことが最優先です。

この状態で予備校の集団授業を追加してしまうと、学校の授業でもわからない部分があるうえに、予備校の授業でも新しい内容が増えてしまい、負担がさらに大きくなることがあります。

高校生の場合、学校の授業時間は学習時間全体の大きな割合を占めます。したがって、学校の授業を理解できないまま放置してしまうと、日々の学習効率が大きく下がってしまいます。

このパターンの生徒さんに必要なのは、先取りよりも、まず「現在のつまずき」を解消することです。

具体的には、学校の授業でどこからわからなくなったのかを確認する、教科書・問題集・傍用問題集の内容を丁寧に整理する、定期試験レベルの問題を自力で解けるようにする、必要であれば前の単元や前学年の内容まで戻る、といった学習が必要になります。

そのため、学校の授業に合わせて柔軟に進度を調整してもらえる個別型の指導が合いやすいでしょう。

大切なのは、「予備校や塾に通うこと」そのものではありません。学校の内容を理解し、それを受験勉強につなげていくことです。


受講する教科と、科目の絞り込みの注意点

予備校や塾を選ぶ際には、どの教科を受講するかも重要です。

受験に必要なすべての教科を塾や予備校で対策するのは、時間的にも費用面でも現実的ではありません。そのため、どの教科を優先するかを考える必要があります。

高校3年生であれば、まず優先すべきなのは、国公立大学の二次試験や私立大学の一般入試で使う主要教科です。

共通テストのみで使う教科も大切ですが、配点や受験方式を考えると、まずは合否に直結しやすい主要教科から固めていくのが基本になります。

一方で、高1・高2生の場合は、早い段階で受験科目を絞り込みすぎないことも大切です。

たとえば、「私は私立文系志望だから数学は必要ない」と考える生徒さんもいます。しかし、近年は入試方式や受験科目が多様化しており、志望校や学部が変わる可能性もあります。

特に高1・高2の段階では、将来の選択肢を狭めすぎないことが大切です。私立文系を考えている場合でも、最低限、高1範囲の数学、特に数学Ⅰ・Aについては取り組んでおくことをおすすめします。

受験科目を決めることは大切ですが、早く絞ればよいというものではありません。現在の学年、志望校、得意不得意、学校の進度を踏まえて、バランスよく判断する必要があります。


質問しやすく、相談しやすい環境かどうか

予備校や塾を選ぶ際には、授業内容や合格実績だけでなく、質問しやすい環境かどうかも大切です。

特に高校生の場合、わからない問題があっても、その場で質問できずにそのままにしてしまうことがあります。

「こんなことを聞いてもいいのかな」
「どこがわからないのか、自分でもうまく説明できない」
「集団授業だと質問するタイミングがない」

このような状態が続くと、わからない部分が少しずつ積み重なり、気づいたときには大きな苦手意識になってしまいます。

だからこそ、授業を受けるだけでなく、わからないところを安心して相談できるかどうかを確認しておくことが大切です。

また、勉強時間を増やすことだけを目的にするのではなく、学校生活のリズムを崩さず、無理なく継続できる学習計画を立てられるかどうかも見ておきたいポイントです。

高校生の塾選びは「本人の現在地」に合わせることが大切です

ここまで見てきたように、高校生の予備校・塾選びは一人ひとりの状況によって大きく変わります。

  • 学校の授業についていけているか
  • 定期試験で点数が取れているか
  • 模試ではどの程度得点できているか
  • 志望校はどこか
  • 受験までどれくらい時間があるか
  • 部活動や学校行事との両立が必要か

だからこそ、「大手だから安心」「友達が通っているから大丈夫」という選び方ではなく、本人の状況に合った指導を受けられるかどうかを確認することが大切です。

その際に見ていただきたいのが、入塾前の説明やカウンセリングです。

説明を受けたときに、塾や予備校の側が一方的にサービス内容を話すだけだったのか。それとも、学校の状況、本人の理解度、現在の悩み、志望校まで丁寧に聞いてくれたのか。

ここは非常に重要です。

高校生に必要なのは、単に授業を受ける場所ではありません。学校の勉強と受験勉強をどうつなげるかを一緒に考えてくれる環境です。

お子様が現在抱えている課題をきちんと相談できるか。その課題に対して、具体的な方針を示してくれるか。本人の状況に合わせて、学習計画を調整してくれるか。
こうした点を確認したうえで、予備校や塾を選ぶことをおすすめします。


弘道塾の個別相談と一人ひとりに合わせた学習設計

弘道塾では、最初の無料相談の段階から、一方的に説明を進めることはありません。現在の学校の進度、授業の理解度、定期試験や模試の状況、志望校、日々の学習時間に加えて、部活動や学校生活との両立についても丁寧にお聞きします。

「授業は聞いているけれど、家で一人になると解けない」
「何がわからないのか、自分でもうまく説明できない」
「学校の課題に追われて、受験勉強まで手が回らない」

こうした悩みは、決して珍しいものではありません。完全1対1の指導では、生徒さんが「わかったつもり」のまま進んでいないかを毎回確認し、一人ひとりの状況に合わせて進度や課題を調整していきます。

弘道塾の仕切り板で区切られた、周囲を気にせず落ち着いて学習に集中できるブース型自習室の様子

解説を聞いて理解するだけでなく、白紙の状態から自分で再現できるか、初見の問題に対応できるか、学校の内容が受験勉強につながっているかを見ながら、学習計画を整えていきます。

高校生にとって大切なのは、限られた時間をどう使うかです。学校の授業、定期試験、模試、受験勉強をバラバラに考えるのではなく、すべてをつなげながら、無理なく継続できる学習計画を一緒に考えていきます。

予備校や塾選びに迷っている方は、ぜひ一度ご相談ください。

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