古河中等4年次へ:
青チャートを進めても数学が伸びないときに見直したいこと
学校の課題はきちんと進めている。青チャートも使っている。解説を読めば、内容も理解できる。
それでも、実力テストや模試で初めて見る問題になると、最初の方針が立たない。
古河中等で、数学IIから急に難しく感じるのはなぜか
古河中等では、3年次から高校数学I・Aを先取りし、4年次でも数学I・Aを扱います。数学I・Aに触れる期間が長いため、授業を聞いたときや解説を読んだときには、「分かる」という感覚を持ちやすくなります。
ところが、数学IIへ進むと、問題を見て自分で方針を立てる場面が増えてきます。ここで、それまで「分かっていた」はずの数学が、急に難しくなったように感じることがあります。
数学I・Aが分かっていなかった、という単純な話ではありません。
「解説を読めば分かる」ことと、「初めて見る問題で、自分から使う知識や解法を選べる」ことは別だからです。
青チャートを使うときも、問題数を増やす前に、まずこの違いを確認しておく必要があります。
最初に戻るなら、基本例題から
基本例題を見たときに、何を使えばよいのかがある程度見えるでしょうか。
ここで毎回方針が立たないのであれば、重要例題や演習問題まで数を増やしても、時間ばかりかかることがあります。
その場合は、いったん基本例題に戻ります。
ただし、最初からすぐに解答を見る必要はありません。まずは問題を読んで、自分で考えてみます。どの単元の知識を使うのか、どの条件に注目すればよいのか。それでも方針が立たなければ、「指針」を確認します。
基本例題で確認したいのは、答えを出せるかどうかだけではありません。問題を見たときに、最初の一手を自分で決められるか。まずはここを見ます。
「指針」を読んで終わりにしない
青チャートの基本例題には「指針」があります。
方針が立たなかったとき、この指針はかなり役に立ちます。ただし、読んで「なるほど」で終わらせないことが大切です。
指針を確認したら、もう一度問題文に戻ります。
- どの条件を見て、この方針を選ぶのか
- 何を求める問題だから、この考え方を使うのか
- 自分は最初にどこを見落としていたのか
そこまで確認します。
同じ解法を覚えていても、問題の形が少し変われば使えなくなることがあります。必要なのは、解法の名前を覚えることより、問題を見て「ここでこれを使う」と判断できることです。
指針を見る → 解答を読む → 終わり
ではなく
指針を見る → なぜその方針なのかを確認する → 解答を閉じて自分で解く
解答を閉じて、もう一度自分で解いてみる
解説を読んだ直後は、内容がよく分かったように感じます。
そこで終わらず、一度解答を閉じて、最初からもう一度解いてみます。
最初の一手を自分で書けるか。途中の式を、自分でつなげられるか。「なぜここでこの式を使うのか」と聞かれたときに、自分で説明できるか。
途中で止まったら、もう一度必要なところだけ確認します。
解答を覚えて同じ形を再現することが目的ではありません。解答がなくても、自分で方針を立てて最後まで進められる状態にすることが目的です。
PRACTICEに進むと、理解の差が出る
基本例題を自分で解けるようになったら、PRACTICEで確認します。
ここで見たいのは、基本例題の解き方をそのまま覚えているかではありません。問題の形や条件が少し変わっても、「この問題も、あの考え方を使えばよい」と自分で判断できるかです。
基本例題では解けたのに、PRACTICEになると最初の一手が出てこないのであれば、基本例題の理解がまだ「解説を読めば分かる」ところで止まっている可能性があります。
その場合は、もう一度基本例題へ戻ります。何度も同じ解答を覚え直すのではなく、問題のどこを見れば、その方針を選べるのかを確認します。
基本例題が解けるなら、その先へ進む
基本例題を優先するのは、そこですでに止まっている場合です。
基本例題を見て自分で方針が立ち、PRACTICEでも同じ考え方を使えるのであれば、そこで止まる必要はありません。重要例題など、次の段階へ進みます。
逆に、基本例題の段階で毎回指針や解答が必要なのに、難しい問題まで全部進めようとすると、一問一問にかなり時間がかかります。
青チャートは問題数の多い教材です。どこまで進んだかだけではなく、今の自分がどのレベルなら自分で方針を立てられるのかを見ながら使った方が、勉強する場所を決めやすくなります。
青チャートに時間がかかりすぎるときに確認したいこと
青チャートを真面目に進めているのに時間ばかりかかると感じたら、問題数を増減する前に、どこで止まっているのかを確認してみてください。
- 基本例題を見ても、最初の方針が立たない
- 指針を読めば分かるが、閉じるともう一度解けない
- 基本例題は解けるが、PRACTICEになると使う解法を選べない
- 難しい問題まで全部一人で理解しようとして、一問に時間をかけすぎている
同じ「青チャートに時間がかかる」でも、止まっている場所は違います。
基本例題で方針が立たないのであれば、まずそこを確認する。基本例題は使えるのであれば、次の段階へ進む。
問題数を増やす前に、どこで止まっているのかを見る。
青チャートを使うときには、この確認を入れておくと、次に何を練習すればよいのかを決めやすくなります。
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学校の課題や教材には取り組んでいるのに、数学の模試や応用問題になると方針が立たない場合も、答案や途中式を見て確認するところを絞り、必要に応じて問題を解いたときの考え方も一緒にたどります。どこまでは自力で進められていたのか、どこから迷ったのかを整理し、次に確認する内容を考えます。