9月の共通テスト模試が終わったら、
まずやること
この記事で整理すること
- できれば当日、遅くとも1週間以内に行う解き直し
- 自己採点から「目標まであと何点か」を出す方法
- 成績表返却後、受験科目と志望校配点から優先順位を決める方法
9月の共通テスト模試が終わると、判定や偏差値が気になると思います。
ただ、高3・既卒生の9月は、結果が返ってくるまで待っている時期ではありません。ここから考えたいのは、「今回できなかった問題を全部復習する」ことより、「本番までに、どこであと何点取れるようにするか」です。
まずは、模試を受けた直後の解き直しから始めます。
できれば当日、遅くとも1週間以内に解き直す
結果が返ってくるのを待つ必要はありません。できれば模試を受けた当日。遅くとも1週間以内には、解き直しを始めてください。
これは、正解を覚えているうちにもう一度解くためだけではありません。模試を受けているときの「この二つで迷った」「ここまでは分かったが、その先で止まった」「この条件を使うことに気づかなかった」といった思考を思い出せるうちに確認したいからです。
時間がたってから解説を読むと、「読めば分かる」で終わってしまうことがあります。正解を確認するだけでなく、なぜその答えを選んだのかまで振り返ります。
共通テスト模試は、A4ノートに解き直す
私が勧めているのは、A4ノート1ページに大問1問ずつ、自分の手で解き直す方法です。マークした番号だけを書き直すのではありません。問題文から必要な条件を拾い、計算や考え方を自分で書きます。
選択肢で迷った問題なら、「なぜ、その番号を選んだのか」も1~2行で書いておきます。共通テストは最終的には選択肢を選んで解答するため、正解・不正解だけを見ていると、途中でどのように考えていたのかが残りにくいからです。
ノートに解き直すのは、きれいな復習ノートを作るためではありません。自分がどこまで考えられて、どこから判断できなくなったのかを残すためです。
自己採点したら、目標まで「あと何点」か出す
解き直しと並行して、自己採点もします。ここで見たいのは、判定を予想することではありません。目標点まで、あと何点必要なのかを数字にします。
ベネッセ・駿台共通テスト模試では、志望校の共通テスト目標点を1000点換算で見ることができます。たとえば、目標点が850点、自己採点が730点なら、差は120点です。
▶ 目標との差を数字にする
目標点 850点 − 自己採点 730点 = あと120点
※1000点換算で考える場合の例です。目標点は志望校によって異なります。
ただし、「あと120点上げる」で終わらせません。その120点を教科ごとに分けます。数学であと何点取りたいのか、英語ではどこに取りこぼしがあるのか、理科・地歴公民や情報ではどこに目標との差があるのかを見ます。
大切なのは、一番点数の低かった教科だけで差を埋めようとしないことです。どの教科から何点ずつ積み上げるのかまで分けると、「もっと勉強する」ではなく、次にやることが具体的になります。
9月の模試で取れなかった点を、そのまま本番の点にしない
9月の模試で730点だったからといって、本番も730点と決まったわけではありません。見るべきなのは、今回の失点の中に、本番までに減らせる失点がどれだけあるかです。
知識が抜けていたのか、時間が足りなかったのか、問題文の条件を読み落としたのか、二つの選択肢で迷って判断を誤ったのか。原因によって、これからやることは変わります。9月の模試は、現在の点数を確定するためではなく、本番までに取り直す点を見つける材料として使います。
成績表が返ったら、受験科目と志望校の配点を見る
成績表が返ってきたら、偏差値や判定だけを見るのではなく、まず志望校の判定に必要な教科・科目をすべて受験できているかを確認します。
志望校判定に通常とは異なる表示が出ている場合などは、必要な教科・科目がそろっているかを確認してください。あわせて、大学入学共通テストに登録した教科・科目とも照らし合わせます。
科目に問題がなければ、次は「配点」を見る
次に見るのは志望校の配点です。同じ共通テストの点数でも、共通テストの比重が高い大学、個別試験の比重が高い大学、特定教科の配点が高い大学では、これから優先すべき勉強が変わります。
自己採点で「あと120点」と分かったとしても、すべての教科を均等に上げる必要はありません。得点源になっている教科をさらに伸ばすのか、配点が高くまだ取り直せる点が多い教科を優先するのか、基本問題の取りこぼしを複数教科で減らすのか。志望校の配点まで見て、初めて「あと何点を、どこから取るか」が具体的になります。
優先順位を一人で決めにくいときは
ここまで数字を出しても、「数学と英語のどちらを優先するか」「共通テストと個別試験のどちらに時間を使うか」で迷うことはあります。
その場合は、成績表と自己採点結果、志望校の配点が分かるものを持って、学校や塾の先生に相談してみてください。まず30分程度を目安に、今回の模試でどこを失点し、本番までにどこから取り直すかを一緒に整理するくらいで構いません。
「どうしたらいいですか」だけではなく、「目標まであと○点です。今の配点なら、どの教科を優先するのがよいですか」と数字を持って相談すると、話が具体的になります。
9月の模試が終わったら、この順番で確認する
- できれば当日、遅くとも1週間以内に解き直す
- 自己採点をして、目標まであと何点か出す
- 必要な点数を教科ごとに分ける
- 成績表返却後、受験科目と志望校の配点を確認する
- 本番までに「どの教科から何点取るか」を決める
9月の模試で大切なのは、結果を見て終わることではありません。今回取れなかった点の中から、本番までに取り直す点を決めること。そのために、自己採点、答案、成績表、志望校の配点を使ってください。
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模試後の学習計画を考えるときも、点数や判定だけでなく、自己採点や答案、志望校の配点を確認します。理系科目では必要に応じて問題を解いたときの考え方も一緒にたどり、どこまでは分かっていたのか、どこから迷ったのかを整理しながら、次に優先する学習内容を考えます。