高校数学・学習コラム

高校1年の勉強はどう始める?
高校合格後から考えておきたいこと

高校合格後にまず考えたいのは、「塾に通うかどうか」だけではありません。
学校の授業や教材を使いながら、高校での勉強をどう始め、何を見ながら続けていくかです。

この記事は、こんな方に向けています

  • 高校受験が終わり、高校からの勉強をどう始めるか考えている方
  • 中学までは比較的順調だったが、高校でも同じ勉強の仕方でよいのか気になる方
  • 塾を続けるかどうかより、まず高1で何を見ておけばよいか知りたい方

高校合格後は、高校の勉強へ切り替える

高校受験が終われば、少しゆっくりしたいと思うのは自然なことです。中学まで通っていた塾をいったん離れるご家庭もあるでしょう。

ただ、高校入学後の勉強まで「できなくなってから考える」にしてしまう必要はありません。高校では授業の進度、教材、課題、通学時間などが変わります。まずは実際の高校生活の中で、学校の勉強をどう進めていくかを見ていくことが大切です。

高校入学時点で、塾が必要かどうかを決める必要はありません。学校の授業と教材で順調に進められるなら、その方法を続ければよいと思います。大切なのは、困るまで何も見ないのではなく、実際に勉強した結果を見ながら、必要なところを調整していくことです。

高校合格後

高校の勉強へ切り替える

4月

学校の授業・教材・課題をつかむ

春〜夏

「分かった」だけでなく、自分で解けるかを見る

定期試験

普段の勉強がどう結果になったかを見る

1月頃

ここまでの学習を一度振り返る


4月は、まず学校の授業・教材・課題を見てみる

高校に入った直後は、大学受験用の勉強を急いで増やすより、まず学校で何をどのように学ぶのかをつかむところから始めます。

数学は授業の進み方と学校指定の問題集を確認し、授業で扱った内容を自分でも解いてみます。学校で物理や生物などの理科が始まれば、それらも授業と課題を止めずに続けます。

部活動や通学時間も含めて一週間を過ごしてみると、「学校の課題はどのくらいあるか」「復習にどのくらい時間が必要か」「分からない問題をいつ確認するか」が少しずつ見えてきます。

最初から学習方法を決め切らなくてよい

高校ごとに授業進度や教材は異なります。入学前に細かな計画を作り込むより、まず実際の授業と課題に取り組み、その結果を見ながら必要な勉強を足していく方が現実的です。


「授業が分かった」と「自分で解けた」は分けて考える

高校数学でよくあるのが、授業中には理解できていたのに、問題集を一人で解こうとすると手が止まる状態です。

解説を聞いて分かることと、何もないところから自分で方針を決め、式を書き、最後まで解くことは同じではありません。高校に入ったら、授業を理解できたかだけでなく、その後に自分で解けるかまで確認しておきたいところです。

授業を受ける

まず学校で内容を理解する。

自分で解く

教科書や問題集を、解説を見ずに進めてみる。

解けなかったところを見る

知識、理解、計算、考え方のどこで止まったかを確認する。

もう一度、自分で解く

必要なところを確認した後、自力で解けるか確かめる。


数学を「進路を狭める科目」にしない

ノートに数学の途中式を書きながら問題を解いている様子
高1では、数学を得意科目にすることよりも、まず自分で考えて解く学習を続けることが大切です。

高1の全員が数学を得意科目にする必要はありません。ただ、数学が苦手になったことだけを理由に、その後の進路を決めることにはなってほしくないと考えています。

高1の段階では、将来学びたい分野がまだ決まっていない人も多くいます。高校生活の中で興味が変わることもあります。文系・理系のどちらを選ぶにしても、「数学ができないから」ではなく、できるだけ自分が学びたいことから進路を考えられる状態を残しておきたいところです。

また、数学を使うのは理系学部だけではありません。文系学部でも入試で数学を必要とする場合があります。だからこそ高1では、先取りを急ぐこと以上に、学校で学んでいる数学を理解し、基本的な問題を自分で解ける状態を保つことを大切にします。

数学を得意にするより、まず苦手にしない

目標は、早い段階から難しい問題を解けるようにすることではありません。学校で学んだ内容を自分で使える状態にし、数学のつまずきだけで将来の選択肢を狭めないことです。


定期試験は、普段の勉強がどう結果になったかを見る

定期試験では、点数や順位だけでなく、その結果になるまでにどのように勉強していたかも見てみます。

学校の問題集を普段から進められていたか。分からない問題をそのままにしていなかったか。テスト直前に答えを覚えるだけになっていなかったか。そして、試験では自分で考えて解けたか。

点数が取れていて、普段の学習も無理なく続けられているなら、その方法を基本的に続ければよいでしょう。一方、勉強しているのに思うように得点につながらない場合は、単純に勉強時間だけを増やす前に、学習の中身を確認する必要があります。


勉強しているのに伸びないときは、量だけの問題とは限らない

学校の課題は出している。勉強時間も取っている。それでも数学になると手が止まる。

この場合、「もっと勉強する」だけで解決するとは限りません。必要な公式を覚えているか、問題の条件を正しく読めているか、方針を立てられているか、途中式に無理がないか、解き直しができているかなど、実際に取り組んだ内容を見る必要があります。

十分に取り組んだうえで結果につながっていないなら、そこで初めて「何を変える必要があるのか」を考えます。学習方法は最初に決めて終わりではなく、実際の結果を見ながら修正していくものです。


高1の1月頃に、ここまでの勉強を一度振り返る

学校によって名称や実施時期は異なりますが、1月頃に実力テストや校外模試が行われる高校もあります。こうしたテストは、高校入学後に続けてきた勉強がどのような結果になっているかを見る一つの材料になります。

4月から約9か月、授業を受け、課題に取り組み、定期試験も経験しています。1月頃には、入学直後よりも普段の勉強の状態が見えやすくなっています。順位だけを見るのではなく、ここまでの取り組みと結果を一緒に振り返ってみます。

勉強して、結果も出ている

今の学習方法を基本に、そのまま続けます。

十分に取り組めていない

まず日々の学習時間や進め方を見直します。

勉強しているのに結果につながらない

理解、解き方、復習、答案など、学習の中身を確認します。

※実力テスト・校外模試の名称や実施時期は学校によって異なります。

高1は、自分で進路を選べる状態を作っていく一年

高校に入ったからといって、すぐに大学受験のための勉強を増やす必要はありません。まず学校の授業・教材・課題を使って実際に学び、自分で解けているかを見ていきます。

順調なら、その方法を続ければよい。十分に取り組めていないなら、日々の学習を見直す。取り組んでいるのに結果につながらないなら、学習の中身を確認する。

数学を苦手にしないことも、早く受験勉強を始めるためではなく、あとから自分の興味や希望に合わせて進路を選べる状態を残すためです。


学校の勉強だけで足りないと感じたら、「何を補うか」を考える

学校の授業や教材を使って自分で勉強でき、結果にもつながっているなら、無理に学習環境を変える必要はありません。

一方で、課題にも取り組み、勉強時間も確保しているのに結果につながらない場合は、「塾に行くかどうか」より先に、何を補う必要があるのかを考えてみてください。解説が必要なのか、答案や途中式を見てもらう必要があるのか、質問できる環境が必要なのかによって、選ぶ学習環境も変わります。

外部の学習環境を考え始めた方は、「高校生の予備校・塾の選び方」で、学校の学習に何を加える必要があるのかを整理しています。


弘道塾では、実際に取り組んだ結果を見ます

弘道塾では、学校で使っている教材や授業進度を確認したうえで、数学・物理・化学の学習を見ています。

分からない問題を説明するだけでなく、実際の答案や途中式を見て確認するところを絞り、必要に応じて問題を解いたときの考え方も一緒にたどります。どこまでは分かっていたのか、どこから迷ったのかを整理し、必要な内容を戻って確認した後は、本人がもう一度自分で解きます。

1対1指導は、その確認と修正を一人ずつ行うための方法です。学校の勉強で順調に進められている部分まで、塾のやり方に置き換えることはしていません。

学校の課題には取り組んでいるのに数学が得点につながらない、どこから見直せばよいか整理したい、といった場合は、現在の答案や学習状況をもとにご相談いただけます。

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小山市・小山駅周辺で高校入学後の学習について相談したい方へ

弘道塾は、栃木県小山市・JR小山駅から徒歩8分の理系専門個別指導塾です。高校生・既卒生を対象に、数学・物理・化学を塾長が直接指導しています。

高校入学後は、最初から塾の学習方法に置き換えるのではなく、まず学校の授業・教材・課題でどこまで進められているかを確認します。取り組んでいるのに数学・物理・化学が得点につながらない場合は、答案や途中式を見て確認するところを絞り、必要に応じて問題を解いたときの考え方も一緒にたどりながら、次に確認する内容を考えます。